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2023/08/23 12:17

ダイニングの椅子の座面にはさまざまな素材や種類がありますが、基本的には大きく2つに分類されます。

座面が木や樹脂など硬質な素材で構成された「板座(いたざ)」の椅子と、
ウレタンなどのクッション材を内包して布や皮革で張り込んだモノ、またはペーパーコードやラタンといった素材を編み込んだ「張座(はりざ)」の椅子。

この2種類「板座」「張座」を選ぶことは、ダイニングの椅子を考える上で非常に重要なポイントとなります。

そこで、「板座」「張座」のそれぞれのメリットとデメリットをご紹介しますので、ぜひ椅子選びの参考にして下さい。


「板座」の椅子の特徴


メリット① 普段のお手入れ(掃除)が簡単

「板座」の椅子の最大のメリットはお手入れが簡単である事。
食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合でも、サッと拭き取ってしまえば汚れの心配はありません。酷い汚れが付いてしまった場合でも、希釈した中性洗剤で拭き掃除すれば大体の汚れは落とせますし除菌の効果もあります。
素材によって細かなお手入れ方法は異なりますが、毎日の食事に使う椅子を清潔に使用するために、日々のお手入れ方法が簡単なのはとても大きなメリットです。

メリット② 丈夫で劣化がない(少ない)

板座の座面は丈夫です。当然ながらウレタンなどのクッション材に起こる"ヘタリ"や"型崩れ"がありません。
長期間の使用により素材表面の塗装などが劣化することはありますが、”張地が破れてしまって座れない”という状況に陥る事はありません。素材や程度によっては塗りなおすという選択肢も考えられます。

デメリット① 座面が硬い

硬い座面に長時間座り続けていると、お尻は痛くなるかもしれません。
「板座」でも座面が削られていたり、少し傾斜を付けるなど、座り心地が良い椅子は多くあるので食事をする程度の時間なら大丈夫でしょう。
ですが長時間テレビを見たり読書をするなど”くつろぐ為の椅子”として使うならば、クッションやチェアパッドを置いて硬さを調整した方が良いかもしれません。

デメリット② 座面が冷たい

冬場など寒い季節には、座った直後の冷たさを感じる事もあるでしょう。
硬さの対策とも重なりますが、クッションやチェアパッドを検討してもいいかと思います。


総じて、「座面の硬さ」がメリットかつデメリットという事になりますが、
「座面が硬い」=「座り心地が悪い」という事では決してありません。
また、チェアパッド等を敷くことで解消されることもありますし、それも含めてコーディネートとして楽しむこともできるのではないでしょうか。

板座の椅子はコチラ↓

https://onlinestore.seiarrows.com/categories/5321552


「張座」の椅子の特徴


メリット① クッション性があってお尻が痛くなりにくい

一般的に「座張」の椅子には、ウレタンフォームなどの詰めて座面のクッション性を高くしています。
クッションの硬さは椅子によっても異なり、板の上にウレタンを乗せて硬めにしたものや、枠の中に沈みこませて耐圧分散を良くしたものなど座り心地も様々ですが、板座と比べるとお尻に掛かる負荷が圧倒的に少なく優しい座り心地となります。
テレビや読書、ゆっくりと晩酌など長時間座ってくつろぐ為の椅子としては「張座」がおすすめです。


メリット② 張地によって色のコーディネートの幅が広がる

張地の種類や色など、自分の好みや空間に合わせてコーディネートを愉しむことができる事も「張座」のメリットです。
他の家具との相性で色を合わせたり、インテリアのアクセントとなるような張地を選ぶのも良いと思います。
SEIARROWS NEWSIDEでは通常販売しているものはセレクトした12色の張地からお選びいただけますが、ほかにも多種多様な張地もございますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。


デメリット① 布地はシミや汚れが付きやすい

布地の座面の場合、気になるのは張地の汚れではないかと思います。食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合、すぐに拭き取れるといいですが、シミになってしまう場合もあります。
どうしても気になる場合は合成皮革や汚れに強い生地を選ぶことも検討して良いかもしれません。

デメリット② 経年劣化

長年使っていると内部のクッション材のヘタリや型崩れが起こります。また、張地の劣化により色褪せや生地が擦り切れてしまう事もあるでしょう。張地表面の汚れもあるので、長く使用していく中で座面の張替えが必要なる場合があります。


張座の場合は、汚れや劣化による張替がデメリットという事ですね。

ただし、逆に考えると張替ができる事はメリットでもあります。また、張替を行うことで座り心地のメリットを最大限に活かすことにもつながります。

張替の条件は椅子によって様々ですので、気になる人は事前に確認するのも良いと思います。

張座の椅子はコチラ↓

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